脳機能バランサー



脳機能バランサーは、子どものための脳機能チェックとトレーニングソフトです。 お子さま一人ひとりの個性にできるだけ寄り添い、使いやすく、分かりやすくフェアな判定や評価を行うための仕組みや工夫が搭載されています。「注意力」「言語力」「空間認識力」の3つの機能に分類され、楽しみながら学べ、保護者様に対し評価が見え、お子さまの成長につながります。 タブレットを使い、13種類のパズルゲーム(タスク)で注意力・言語力・空間認識力を育てます。 内容は、小児科医・リハビリ医・言語聴覚士・作業療法士・理学療法士らからなる専門チームで検証を行い、現場の声を反映したものとなっています。 ここからでは、月1回10分間指導員がついて行い、モニタリングの際にデータをお渡しし、目標の提示・改善を行っています。 13のタスクには、以下のようなものが含まれます。 (1)フラッシュライト:4つの色違いのライトが連続して光り、その順番を覚えて順番通りにタッチします。 (2)スピードタッチ:画面中央のライトが指定された色で光ったら、できるだけ早くタッチする ・・・などがあります。お子さまによって難易度が高すぎる場合には、かんたんモードを使用します。 データとして数値として現れるものの他に、取り組んでいる様子を観察することで、「できていても苦労している」「こんなことがよくできる」「こんなことを好む」など等、お子さまの特性が分かります。弱点を探すのではなく、得意な分野を1つでも多く見つけて、ほめて自己肯定感を高めていきます。 お子さまがどのプロセスでつまずくか(どの認知機能が不十分なのか)を知ることで支援のポイントが見えてきます。何かができない、あるいは、特異な行動は、特定の認知機能の弱さ(または感覚の過敏)が関係していると考え支援を行っています。 認知機能は使うことで伸びていきます。人によって、できるレベルに差がありますが、よくできた場合にほめること、適切に励ますこと、得意なことを活用できる場面を与えて「うまくできた」という経験をさせることなどを大切にしています。 ※お子さまによって難易度が高すぎると思う場合に、「かんたんモード」が用意されています。



S-M検査(準備中)



S-M検査とは、社会生活能力検査(社会生活のことがどれぐらい現在できているのか?知る検査)になります。 現代社会では、IQ(知能指数)よりSQ(社会性 の知能指数)の方が重視されています。S-M検査の「S-M」とは、Social-Maturity(社会成熟)の略語で、生きていくための適応力といえます。 どのような人も、発達の中で自立と社会参加の準備をしていく必要があります。ここからではS-M社会生活能力検査を6ヵ月ごとのモニタリングのたびに希望者に実施して、ご家族様に対して能力の見える化とともに、個人にあった目標を立て社会性を育みます。 社会生活能力は元々の素質よりも後天的な学習に負う部分が大きいと言われています。一例として、多動が激しい、不安が強いなど行動や情緒に課題・問題があれば、社会生活能力の行うことが妨げられやすい。その場合、多動や不安などの遂行の妨げになっている要因を把握し、そちらの軽減を図ることが大切になります。 「問題行動=適応能力がない」というわけでなく、適応行動の獲得と遂行を妨げる要因の理解が必要になります。



プログラミング(準備中)

プログラミングと療育について

2020年度から公立小学校で必修化されたプログラミング教育。子どもたちの情報化社会に対応する力と論理的思考力を育む教育です。 プログラミングは療育とも相性がよく、就労スキルや個性を伸ばす教育としても注目されています。 ものの順番を覚え頭を整理することができます。コミュニケーションに必要な理解や伝えるための考え方、頭が整理がつき自己感情抑制能力アップにも繋がります。



道徳性

道徳性について/こころを育てる

小学校では平成30年度から、中学校では平成31年度から『特別な教科 道徳(道徳科)』が始まりました。 小学校での特別の教科 道徳の目標は、以下のことを示しています。 「よりよく生きるための基盤となる道徳性を養うため、道徳的諸価値についての理解を基に、自己をみつめ、物事を多面的・多角的に考え、自己の生き方についての考えを深める学習を通して、道徳性の判断力、心情、実践意欲と態度を育てる。」 自分はどんな人間なのか?どういう生き方をしたら良いのか? ここからでも内容にわけプログラムを行います。 ① 自分自身に関すること 正直・誠実など学びます。(善悪の判断、自律、自由と責任) ② 人との関わりに関すること 親切・思いやり・感謝・礼儀・利他・利己の心・友情・信頼など学びます。 ③ 集団や社会との関わりについて 規則の尊重・公正・公平・社会正義・家族愛・家庭生活の充実についてなど学びます。 ④ 生命の尊さ、自然愛護 感動・よりよく生きる喜びについて学びます。 まずは自己理解のためにも自分を知ることからはじめ、次に他者理解を学びます。 一方的にお話をするのではなく、楽しく体験をしながら全員でディスカッションをして、この場面がもしお子さまに来たときに考え行動出来るよう、支援法致します。 ここからでは、著書『子ども こころの育て方』(稲盛 和夫【監修】/西東社)を基に、障がいをお持ちのお子さまの道徳指導上の困難と言われている・・・ ・相手の気持ちを想像することが苦手で、その言葉通りの解釈をしたり、相手の気持ちを汲み取れないように見られてしまう ・注意持続が短く、態度が変わりやすいため、気まぐれで誠実でないように見られてしまう ・多動性、衝動性により、ルールを守る気がない、安全を軽視してしまっているように見られる ・・・などの感情的な問題に対応できるようなプログラムを提供します。



働くとは



高校卒業後、お子さまは働きます。就労を大きく分けると、一般就労、就労継続支援A型、就労継続支援 はたらくってなに? どうして大人になると働くのか? しごとの仕組みを知ることで、働く意味を学んでいきます。まずは将来高校卒業後や大学卒業後お子さまは社会に出ます。そして人は一生懸命働くことで給料を頂き、生活のためや趣味などの遊びにお金を使います。 またお金を使うことで売る人のもとにお金が届き、その人のお給料となります。しかし働くとはお金のためだけではありません。 一生懸命働くことで自分自身が輝いて、自分の人生を豊かにすることが大切だよと子供たちと話し合いしていきます。 また実際どのように職業があるのかお子さまに知って頂けるように、「花屋さん」「会社」「ケーキ屋」「美容室」などどんなことをして1日働いているのかをお話をして頂くプログラムを行います。 仕事の仕組みを知ろう! 仕事の基本的な仕組みは…働いて、お金をもらって、使う…ということで世の中が回っています。でも、お金を使うことは自分のためだけでなく、他人のためにもなります。お金を使うとその相手にお金が届きます。「働く」→「お金をもらう」→「お金を使う」という仕組みが出来てきます。(参考文献:「子ども、こころの育て方」より) 実際に行って映像などでいろいろな仕事があることを調べ、学びます。そして、知識だけでなく「みんなの食堂」などで「働く」→「お金をもらう」→「お金を使う」ことを通して、実際に働くことについて体験していきます。様々な実体験を伴って仕事について学ぶことで、仕事をすることの楽しさや大変さを実感し、自分にはいろいろな可能性があることに気付けるようにしていきます。 「働く」は「輝く」! 「働く」→「お金をもらう」→「お金を使う」という仕組みと共に、「働く」意味についても学んでいきます。立派な大人になるには「働く」ことが必要です。真面目に一生懸命働くことで人生が輝き出します。「働く」ことは「輝く」ことでもあります。 「働く」ことの意味や大切さなどを学ぶプログラムを提供します。




5領域について

5領域について

健康・生活

健康状態の把握

健康な心と体を育て自ら健康で安全な生活を作り出すことを支援する。また、健康状態の常なるチェックと必要な対応を行う。その際、意思表示が困難である子どもの障害の特性及び発達の過程・特性等に配慮し、小さなサインから心身の異変に気づけるよう、きめ細かな観察を行う。

健康の増進

睡眠、食事、排泄等の基本的な生活のリズムを身に付けられるよう支援する。また、健康な生活の基本となる食を営む力の育成に努めるとともに、楽しく食事ができるよう、口腔内機能・感覚等に配慮しながら、咀嚼・嚥下、姿勢保持、自助具等に関する支援を行う。さらに、病気の予防や安全への配慮を行う。

リハビリテーションの実施

日常生活や社会生活を営めるよう、それぞれの子どもに適した身体的、精神的、社会的訓練を行う。

基本的生活スキルの獲得

身の回りを清潔にし、食事、衣類の着脱、排泄等の生活に必要な基本的技能を獲得できるよう支援する。

構造化等により生活環境を整える

生活の中で、さまざまな遊びを通して学習できるよう環境を整える。また、障害の特性に配慮し、時間や空間を本人に分かりやすく構造化する。

②運動・感覚

姿勢と運動・動作の基本的技能の向上

日常生活に必要な動作の基本となる姿勢保持や上肢・下肢 の運動・動作の改善及び習得、関節の拘縮や変形の予防、筋力の維持・強化を図る。

姿勢保持と運動・動作の補助的手段の活用

姿勢の保持や各種の運動・動作が困難な場合、姿勢保持装 置など、様々な補助用具等の補助的手段を活用してこれらができるよう支援する。

身体の移動能力の向上

自力での身体移動や歩行、歩行器や車いすによる移動など、日常生活に必要な移動能力の向上のための支援を行う。

保有する感覚の活用

保有する視覚、聴覚、触覚等の感覚を十分に活用できるよう、遊び等を通して支援する。

感覚の補助及び代行手段の活用

保有する感覚器官を用いて状況を把握しやすくするよう眼 鏡や補聴器等の各種の補助機器を活用できるよう支援する。

感覚の特性(感覚の過敏や鈍麻)への対応

感覚や認知の特性(感覚の過敏や鈍麻)を踏まえ、感覚の偏りに対する環境調整等の支援を行う。

③認知・行動

感覚や認知の活用

視覚、聴覚、触覚等の感覚を十分活用して、必要な情報を収集して認知機能の発達を促す支援を行う。

知覚から行動への認知過程の発達

環境から情報を取得し、そこから必要なメッセージを選択し、行動につなげるという一連の認知過程の発達を支援する。

認知や行動の手掛かりとなる概念の形成

物の機能や属性、形、色、音が変化する様子、空間・時間等の概念の形成を図ることによって、それを認知や行動の手掛かりとして活用できるよう支援する。

数量、大小、色等の習得

数量、形の大きさ、重さ、色の違い等の習得のための支援を行う。

認知の偏りへの対応

認知の特性を踏まえ、自分に入ってくる情報を適切に処理できるよう支援し、認知の偏り等の個々の特性に配慮する。 また、こだわりや偏食等に対する支援を行う。

行動障害への予防及び対応

感覚や認知の偏り、コミュニケーションの困難性から生ずる行動障害の予防、及び適切行動への対応の支援を行う。

④言語・コミュニケーション

言語の形成と活用

具体的な事物や体験と言葉の意味を結びつける等により、体系的な言語の習得、自発的な発声を促す支援を行う。

受容言語と表出言語の支援

話し言葉や各種の文字・記号等を用いて、相手の意図を理解したり、自分の考えを伝えたりするなど、言語を受容し表出する支援を行う。

人との相互作用によるコミュニケーション能力の獲得

個々に配慮された場面における人との相互作用を通して、共同注意の獲得等を含めたコミュニケーション能力の向上のための支援を行う。

指差し、身振り、サイン等の活用

指差し、身振り、サイン等を用いて、環境の理解と意思の伝達ができるよう支援する。

読み書き能力の向上のための支援

発達障害の子どもなど、障害の特性に応じた読み書き能力の向上のための支援を行う。

コミュニケーション機器の活用

各種の文字・記号、絵カード、機器等のコミュニケーショ ン手段を適切に選択、活用し、環境の理解と意思の伝達が円 滑にできるよう支援する。

手話、点字、音声、文字等のコミュニケーション手段の活用

手話、点字、音声、文字、触覚、平易な表現等による多様なコミュニケーション手段を活用し、環境の理解と意思の伝達ができるよう支援する。

⑤人間関係・社会性

アタッチメント(愛着行動)の形成

人との関係を意識し、身近な人と親密な関係を築き、その信頼関係を基盤として、周囲の人と安定した関係を形成するための支援を行う。

模倣行動の支援

遊び等を通じて人の動きを模倣することにより、社会性や対人関係の芽生えを支援する。

感覚運動遊びから象徴遊びへの支援

感覚機能を使った遊びや運動機能を働かせる遊びから、見立て遊びやつもり遊び、ごっこ遊び等の象徴遊びを通して、 徐々に社会性の発達を支援する。

一人遊びから協同遊びへの支援

周囲に子どもがいても無関心である一人遊びの状態から並行遊びを行い、大人が介入して行う連合的な遊び、役割分担 したりルールを守って遊ぶ協同遊びを通して、徐々に社会性の発達を支援する。

自己の理解とコントロールのための支援

大人を介在して自分のできること、できないことなど、自分の行動の特徴を理解するとともに、気持ちや情動の調整ができるように支援する。

集団への参加への支援

集団に参加するための手順やルールを理解し、遊びや集団活動に参加できるよう支援する。